出勤前(朝8時ごろ)に鈴子(母)がなにやらたくさん持ってきてくれた。歯を磨きながら紙袋を開けると、敷き毛布とひざ掛け、リンゴに醤油、半生の讃岐うどんが入っていた。あんた冷え性だし寒がりだから、敷き毛布敷いて寝なさい。ひざ掛けはサラだからね。と言いながら犬に舐めまくられる鈴子。ちなみに、サラというのは新品という意味です。ひざ掛けは会社に持っていって膝にかけたらたいそう暖かくて助かった。親と言うのは、こうしていつまでも子供のことを気にかけて、わたしが30になっても40になっても鈴子は出勤前にひょっこりと顔を出して、こうしてひざ掛けを置いて行ってくれる気がするな、と思いながら仕事をしてた。仕事はわりとはかどりました。